12日目
9:00に起きる。昨日ヴィキがガートの所で「あした10:00にここに来て。もう1人の日本人と沐浴すれば」と言ってたので沐浴スタイルで行ってみる。 ヴィキが来たけどもう1人の人は後でやると言ってたと言ってたので、今はやらないことにしてヴィキと別れた。今日は何かの祭りなのだろうか。 いつもよりも沐浴している人があまりにも多い。女の人も沢山いる。みんな鮮やかなサリーを着ている。子供も大勢沐浴していた。
12day_1_サリーとガンジス 対岸MovieMovie:サリーとガンジス
そんなのを見ながらホテルに歩いているとボート乗りに声をかけられて、一度行きたかったので60Rsで30分払い川の向こう側に渡ってみた。 今は乾期なので川幅も短いらしい。対岸も今日はいつもよりもすごく人がいた。しばらく船を下りて歩き回った。ここは不浄の地。雨期には川に沈む所。 砂漠のような土地だった。馬に乗ってる人がいて過去にタイムスリップした様だ。こっちから見る対岸も変っていて良い。 砂地の向こう側は砂が山になっているからか遠すぎてなのか分からないけど見れなかった。
12day_2_不浄の地 12day_3_姉弟
対岸MovieMovie:対岸
12day_4_沐浴をする人々
しばらく歩き回って戻り、また船に乗る。 ボート乗りに聞くと、水深30m位らしい。深い川の底には無数の生物の死骸が眠っているのだろう。ボートを下りて60Rs渡す。握手して別れた。 ホテルに向かう。11:10頃に帰ってきて12:00にチェックアウトなので荷造りする。ここでだいぶ荷物が増えた。カバンをもう一つ買っておいて良かった。 この部屋はシャワー以外はかなり良かったけどちょっと高かったかな。もう二度とこの部屋からガンジスを見ることもないだろう。

12:00にチェックアウトしてヴィキの家に行く。荷物を置かせてもらうのだ。途中で日本人の女の子と話した。京都の大学4回生らしい。 ヴィキ家に着くと、昨日一瞬いた日本人の若者と韓国の女の子がいた。男は秦野に住む22歳で2月2日にインドに来てあと3週間位回るらしい。 女の子はあと3週間バラナシにいるらしい。すごい本格的なカメラを持っていた。ヴィキが戻ってきて秦野の人と沐浴に行っちゃいますかー。 せっかくだしっ。という話になり、出かける。タオル一つと腰巻きを持って行く。ヴィキがここが良いよとポイントを言うのでそこでやることにした。 2人で服を脱いで腰巻き一枚になる。川に足を入れるとかなり冷たかった。しかも下はヘドロでグチャグチャになっている感触だった。 奥の方まで歩いて行く。かなり冷たい。外国人の観光客も何人か来て「やれーっ」みたいに言っていた。もうやるしかない。 「うおおーっっ」と叫んでせーのでバババッと水中で屈伸した。全身を川につけた。頭の先まで。ヴィキにカメラを渡していたので何枚か写してもらった。 なんか気持ちよかった。入ってしまうとそんなに寒くもなかった。あがるときちょっと腰巻きがずれて危なかった。「いやー良かった。もうやり残したことはない。」と話していた。 実際かなりさっぱりできて良かった。 12day_5_沐浴

帰りチャーイを飲んでまたヴィキ家へ。ヴィキラジャが秦野の人に商売を始めたようなので1人でメグカフェに行く。また笛の男に会った。 これで3度目になる。その人は厚木に住んでることが発覚した。最初は結構変った人だと思ったけどわりと良い人だった。また会いましょう。元気でがんばってと握手して彼は去った。 今日は掻揚げそばにした。そばはそうめんみたいだったけどうまかった。ヴィキがメグさんによろしくと言ってたのでメグさんに伝えると笑っていた。 100Rsで列車弁当を作っておいてもらうことにした。食べてゆっくりしてからまたヴィキ家に行く。

秦野の人とヴィキラジャとアドレスを交換した。連絡することあるのかな。 14:30になって秦野の人が次の町に行くので見送った。そのあとラジャに頼んでおいた電車のチケットをもらう。なんと313Rsだった。 行きはアーグラーからバラナシまで1550Rsもかかったのに!しかしSLというエアコンも付いてない最悪クラスなのでどうなることやら分からない。明日の00:30発。そしてまた商売が始まる。 昨日買ったシルクの片方が微妙だったのでそれを返して+700Rsで大きい白いシーツを買うことに落ち着いた。まあよし。そして散歩に行くので家を出る。

16:30から19:30位まで最後のガンジスを見て回ることにした。ちょっと音楽を聴きながら。また川沿いにず〜っと南に歩いて行った。今回の旅行のハイライトといった感じである。 たくさん写真を撮った。花を売りに来る少女からは花びら一枚だけを1Rsで買う。断るよりはずっと良いのだ。牛がたくさんいた。ギターを弾きながら歌を歌っている5,6人がいてしばらく聞き入っていた。 こうして歩いているだけでたくさん出会いがあり別れがある。日本とは違うインドの国柄。途中、遙か上からボールが飛んできて川に落ちそうなのを弾いて止めたら「ワ〜ッ」と感謝された。 その時も他の時も子供がたくさん寄ってきた。彼らはここでいつまで、どのように生きるのか。でかい門がある所まで来て引き返す。
12day_7_寺院と子供 12day_6_牛×2 12day_8_ガート 12day_9_ボロボート
ガンジスと歌MovieMovie:ガンジスと歌
昨日ここら辺で会った100円玉を持っててRsに両替してと言ってくる男の子にまた会った。昨日は面倒くさいので細かいのがないからと言って断ったが今日は30Rsと交換してあげたらすごく喜んでいた。 なぜか100円玉持ってる人が結構いて、他にも2回交換してあげた。ガートでは今日も祭りをやっていた。たくさんの人が陸から、船からその様子を見ていた。 その喧騒から少し離れた場所に座って祭りの音楽を聴きながらガンジスを見ていた。ガンジスを見るのはこれが最後になるだろう。次に見るのはいつだろうか。 10年後か、20年後か、それとも一生見ないのか。考えながら空を見ると、東京で見慣れたオリオン座が雲の隙間から輝いていた。

17:00になったのでメグカフェに向かう。階段を登り、最後にガンジスを見る。さよならガンジス。 なぜか停電になっていて町は真っ暗に近い状態だった。子供が寄ってきてふざけて強盗のふりをしてくる。「It's ジョーク!」と言って走っていった。栄えてるとこに出て行くほど明るくなっていった。停電は終わったんだろうか。メグカフェで弁当を受け取る。 「フォークとかも入ってます。お気をつけて」と。ありがとう、メグさん。あなたのおかげで生きれました。

弁当を手にヴィキ家へ。途中、電池を買う。ヴィキ家には誰もいなかった。しばらく待っていると隣に住んでいるらしき人2人が来て、しばらく話していた。 前に買った笛を吹くと「ヘビが出るぞ」とか言っていた。パジャマ買わないかと勧めてきたけど断った。ちょっとしてラジャが来た。腹減ってるとか言って弁当ちょっと食われた。ヴィキがなかなか来なかったので荷物を持って家を出る。 ラジャとチャーイ屋で飲んで、最後にガンジスを見る。ラジャが「日本の有名な歌手がガンジスに来て歌作った」と言ってた。なんと長渕を知ってた。びっくり。聞きたいからウォークマンくれとか言われたけどムリ。 リキシャー乗ろうとするとヴィキが現われて最後に3人で写真撮った。「いろいろありがとー」「また来てね−、良い旅を!(Good Trip)」と言ってやや感動的な感じでオートリクシャーに乗り別れた。 たぶんもう二度とこの2人に会うことはないだろう。色々助けてもらったし、会えて良かった。

オートリクシャーでバラナシ駅に向かう。途中、ヴィキらが紹介したリキシャーラーが携帯でアダルト動画を見せてきたので、はぁ・って感じでちょっと見て、どうも・って感じで返したら30Rsとか言っていた。 音楽流したりとか色々話したりしてきた。やがて駅に着く。50Rs位だと思ってたら200Rsとか言ってきた。動画とか音楽とかやっただろとか言ってきた。 80Rs位にまけさせようとしたが「フレンド!今度来たら女紹介するから!」とかやたら言ってきて釣がなかったこともあり結局100Rsあげた。「本当に女紹介する!」とかしつこかったけど確実にあり得ない。まあ良し。 ヴィキがこのリキシャーラーは友人だから大丈夫とか言っていたが・・。

バラナシ駅で01:00まで待たないといけない。水買った。人がぐちゃぐちゃホームで寝てた。 2階のレストルームとかいうとこに行ったがルームっていうほどのとこではなかった。そこで00:00位まで待つ。その間メグカフェの弁当を食べたりしていた。うまかった。しそごはんがなんともうまかった。 蚊がたくさんいて刺された。コンクリートの上に寝袋をひき、横になる。こうして夜は更けていった。
12day_eki_駅 12day_ekiZ_駅で寝る人々>
駅でごろごろしててやっと00:00になったので、ホームに行く。電車は来ていないのでしばらく待っていた。日本人の人が来てしばらく話していた。もう3時間位電車遅れてるらしい。 この人は33歳でSEだったけどやめて旅しているらしい。1、2ヶ月旅するらしい。これからネパールに行くらしい。はやくインドを脱出したすぎると言っていた。初バックパックでインドはやばいとまた言っていた。 蚊かノミかにすごい刺されていた。その人があまりに電車が来ないので確認しに行き、戻ってくると自分が乗る電車の乗り場が変ったらしいことを教えてくれた。それですぐホームを移動した。 もう発車時刻は過ぎていたのでひょっとしたら乗り過ごしたかもと思ったがやはりまだ来ていなかった。しばらくずっと座って待っていると、さっきの日本人が来て「まだ来ねぇ〜」とか言って去っていった。 その後この人に会うことは無かった・・。

待っていると02:30位に電車が来た。SLという最低クラスなのでやばすぎるかと思っていたがそれほどではなかった。 暗闇の中で乗客の人に席番号言って座席を教えてもらった。3段ベッドの一番上のとこだった。もう疲れていたので荷物を置いて寝袋に入って寝た。


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